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子育てに完璧はいらない|親として一年目は子どもとしても一年目

朝の道を手をつないで歩く日本人の親子

親として一年目は、子どもとしても一年目|完璧じゃなくていい子育ての話

子育てをしていると、ちゃんとできているのかなと不安になることがあります。

これで合っているのかな。もっとこうしたほうがいいのかな。泣かせてしまった、怒ってしまった、うまくできなかった。そんなふうに、自分を責めたくなる日もあるかもしれません。

でも、少し立ち止まって考えてみると、親として一年目なら、子どもとしても一年目です。

親だけが初めてなのではなく、子どももまた、初めてこの世界を生きている途中です。初めて抱っこされ、初めて泣いて、初めて笑って、初めて不安になっている。そう思うと、親だけが完璧でなければいけない理由なんて、本当はないのかもしれません。

一緒に成長していけばいい

子育てというと、つい「親が教えるもの」と考えがちです。もちろん、守ることや導くことは大事です。でも実際には、親も子どもに育てられている部分がたくさんあります。

思い通りにいかないことで、自分の余裕のなさに気づくこともある。小さな笑顔ひとつで、こんなにも心がやわらぐのかと知ることもある。子どもと過ごす時間の中で、自分の感情の動き方や、今まで見えていなかった価値観に気づかされることもあります。

だから、親は最初から完成されていなくていいのだと思います。親も子どもも、少しずつ、一緒に成長していけばいい。子育ては、どちらか一方が引っ張るものではなく、同じ時間を生きながら育っていくものなのかもしれません。

完璧じゃなくていい

今は情報が多い時代です。子育ての正解のようなものが、SNSでも動画でも、本でもたくさん流れてきます。

こうしたほうがいい。ああしないほうがいい。こう育てると自己肯定感が上がる。こうすると将来困る。そんな情報を見れば見るほど、ちゃんとしなきゃという気持ちが強くなってしまうことがあります。

でも、子育ては理論だけでは進みません。こちらが眠い日もあるし、疲れている日もある。子どもだって機嫌の悪い日がある。体調が悪い日もある。全部が教科書通りに進むわけではありません。

だからこそ、完璧じゃなくていいのだと思います。

少しくらいうまくいかない日があっても大丈夫。今日は余裕がなかったな、そんな日があってもいい。毎日100点の親なんて、きっとどこにもいません。

一緒の目線で楽しむこと

子育ての中で、意外と大事なのは「教えること」よりも「一緒に楽しむこと」なのかもしれません。

子どもは、何か特別な場所に連れていってもらったことより、親が笑ってくれたことをよく覚えていたりします。一緒に同じものを見て笑ったこと。ちょっとした遊びに本気で付き合ってくれたこと。そういう時間が、子どもの心に安心感として残っていくことがあります。

同じ目線でしゃがんでみる。子どもの見ているものを一緒に見てみる。大人から見れば小さなことでも、子どもにとっては大きな世界が広がっています。

それを一緒に楽しめることは、とても豊かなことです。

リビングで同じ目線になって過ごす日本人の親子
一緒に笑い、一緒に過ごす時間が、親子を少しずつ育てていく

急がなくていい、焦らなくていい

子育てをしていると、どうしても周りと比べたくなることがあります。

あの子はもうできるのに。うちはまだ。ほかの家庭はもっとちゃんとして見えるのに。そんなふうに比べはじめると、気持ちはどんどん焦っていきます。

でも、子どもの成長にはそれぞれのペースがあります。早い遅いだけで、その子の価値が決まるわけではありません。

そして親にも、親としてのペースがあります。すぐに余裕が持てる人もいれば、毎日いっぱいいっぱいになりながら進んでいく人もいます。それでいいのだと思います。

急がなくていい。焦らなくていい。子どもは、思っている以上にちゃんと見ています。完璧な親かどうかより、自分の隣にちゃんといてくれるかどうかを感じ取っています。

失敗も、いつか思い出になる

子育ての中には、失敗がつきものです。

あの時あんな言い方しなければよかった。もっとやさしくできたかもしれない。ちゃんと話を聞いてあげればよかった。そういう後悔は、きっとどの親にもあります。

でも、失敗をしたから終わりではありません。そのあとで、ごめんねと言えること。やり直そうとすること。次は少し違う言い方をしてみようと思えること。そこに、親としての成長があります。

そして不思議なことに、当時は必死だった出来事も、あとから振り返ると笑って話せる思い出になっていたりします。

寝不足でふらふらだった日も、うまく食べてくれなくて悩んだ日も、泣き止まなくて途方に暮れた夜も、その時は大変でも、あとになって「あの頃はあの頃で必死だったね」と思える日が来ることがあります。

だから、今うまくできていない気がしても、必要以上に自分を責めなくて大丈夫です。

子育ては、愛情のかたちを見つけていく時間

子育てに正解はありません。家庭によって違うし、子どもの性格によっても違います。

だからこそ大切なのは、誰かの正解をそのまま真似することより、自分たちなりの愛情のかたちを見つけていくことなのだと思います。

ちゃんと向き合いたいと思っていること。よりよく関わりたいと思っていること。その気持ちがある時点で、もう十分に子どもを大切にしているのだと思います。

親として一年目は、子どもとしても一年目。二年目なら、どちらも二年目。そうやって一緒に時間を重ねていくことが、きっと家族になっていくということなのではないでしょうか。

最後に

子育ては、急がなくていいし、焦らなくていいものです。

完璧じゃなくていい。一緒に笑って、一緒に困って、ときどき失敗しながら、一緒に大きくなっていけばいい。

うまくできない日があっても、それはだめな親だからではありません。今ちょうど、親として育っている途中なだけです。

子どもと一緒に成長する。そう思えたとき、子育ては少しだけやさしいものになるのかもしれません。

失敗も、悩みも、いつか思い出になります。だから今日も、全部うまくやろうとしなくて大丈夫です。

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