日本人がマジメすぎると、うまくいかないという現実

日本人は、世界的に見てもかなりマジメな民族だと思います。

時間を守る。約束を守る。お金の管理もきっちり。
考え方も論理的で、筋を通そうとする。

「日本人=真面目」というイメージは、長所であり誇りでもあります。

ただ、その真面目さが、海外、とくにタイでは
うまく噛み合わない場面があるのも事実です。

タイは「大体」で回っている国

タイで生活したり、人と関わったりすると、
日本との感覚の違いを強く感じます。

特に、時間や物事の進み方です。

バンコクのような大都市では都会化が進み、
一見すると日本と変わらないようにも見えます。

それでも、根底に流れている空気はかなり違います。

少し郊外に出ると、時間はとてもゆっくり流れています。

みんな急いでいません。

待つことも、待たせることも、わりと普通。

言い方は良くないかもしれませんが、
本人たちはそれを「悪いこと」だと思っていないのです。

守るところと、ゆるいところの線引き

もちろん、何でも適当というわけではありません。

飛行機の時間、長距離移動、重要な約束。

こうした部分は、さすがに守られます。

一方で、レストランやサービスの予約については、
日本ほど重く考えられていないことも多いです。

予約時間に来なければ、
店側の判断でそのままキャンセル扱いになることもあります。

そこに「失礼だ」「ありえない」という感覚は、
日本ほど強くありません。

お金の感覚でも違いを感じる

お金の使い方についても、日本人は戸惑うことが多いです。

日本にはチップ文化がありません。

だから、
「いつ出せばいいのか分からない」
「出さなきゃ失礼なのか?」
と悩んでしまいます。

タイでは、現地の人でもチップを払います。

持っていれば払う。
それが自然、という感覚です。

寄付も日常の延長にある

さらに、日本人が驚くのが寄付の文化です。

仏教国であるタイでは、
寄付や布施は特別な行為ではありません。

徳を積む、感謝を形にする。

そうした行動が、日常の中に溶け込んでいます。

日本人の感覚だと、
「損じゃない?」
「意味があるの?」
と考えてしまいがちです。

日本人は損得で考えすぎてしまう

正直に言うと、日本人は損得で考えすぎてしまうところがあります。

無駄をしたくない。
失敗したくない。
理由がはっきりしないと動けない。

それは日本社会では正解です。

でも、タイではその考え方が、
人との距離を生んでしまうことがあります。

カフェで自然に過ごす日本人中年男性と若いタイ人女性

真面目さが仇になる瞬間

時間に少しでも遅れるとイライラする。

説明がないと不安になる。

相手の行動に理由を求めすぎてしまう。

その積み重ねが、
「一緒にいると疲れる人」
という印象につながることもあります。

少しだけ心を緩めてみる

タイでうまくやっていくために必要なのは、
真面目さを捨てることではありません。

真面目さに、少し余白をつくることです。

「まあ、そんな日もある」

「大体でいいか」

その感覚を持てるようになると、
人との関係はずっと楽になります。

「大体」も立派な思いやり

タイでは、完璧さよりも空気や気持ちが大切にされます。

細かいことを気にしすぎない。

相手のペースを受け入れる。

それも立派な思いやりです。

日本人の真面目さは、確かに大きな武器です。

でも、その武器を少しだけ下ろしたとき、
タイでは、もっと自然に人とつながれるようになります。

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