子育ては抱え込まなくていい|頑張っているからこそ悩むあなたへ
子育てというのは、とても難しいものだと思います。
一人の命を育てていくということ。毎日のごはん、体調、気持ち、生活、しつけ、将来のこと。小さなことから大きなことまで、考えなければいけないことが本当にたくさんあります。
だからこそ、子育ての中で悩んでしまうのは当然のことなのかなと思います。特に、真面目な人、責任感が強い人、完璧にやろうとする人ほど、より深く悩みやすいのではないでしょうか。
でも、まず最初にお伝えしたいのは、抱え込まなくていいということです。
弱音を吐いていい。泣いていい。怒ってしまう日があってもいい。うまくいかないと感じてもいい。そういった感情が出てくるのは、あなたが一生懸命やっているからです。
もし本当に何も考えていなかったら、悔しいとか、悲しいとか、なんでうまくいかないんだろうとか、そんなふうに心は揺れないはずです。悩むということは、それだけ子どものことを真剣に考えているということでもあるのだと思います。
悩んでしまうのは、それだけ向き合っているから
子育ての中で、うまくいかないと感じることはたくさんあります。
言うことを聞いてくれない。思ったように進まない。何をしても機嫌が悪い日がある。頑張っているのに報われないような気持ちになる。そんな日もあると思います。
そして、そういう時に自分を責めてしまう人もいます。
もっとちゃんとしなきゃいけないのかな。自分のやり方が悪いのかな。母親失格なんじゃないか。父親として足りないのかな。そんなふうに、自分を追い込んでしまうこともあるかもしれません。
でも、そこでまず思い出してほしいのは、悩んでいるということ自体が、一生懸命向き合っている証拠だということです。
うまくいかないことに心が動くのは、どうでもいいと思っていないからです。子どものことを大事にしているからです。だから、まずあなた自身を責めなくていい。もう十分やっているということを、自分で認めてあげてほしいと思います。
抱え込むほど、心は苦しくなっていく
子育てがしんどくなる時は、子どもそのものよりも、一人で抱え込んでいることが原因になっていることもあります。
誰にも言えない。わかってもらえない。こんなことで弱音を吐いたらだめな気がする。周りはもっとちゃんとしているように見える。そうやって、自分の中だけで何とかしようとすると、心はどんどん追い詰められていきます。
ですが、子育ては本来、一人で全部抱えるには重すぎるものです。
だからこそ、抱え込まないことが大事です。
友達でもいい。家族でもいい。パートナーでもいい。もし身近な人に言いづらければ、行政や相談できる窓口でもいいと思います。とにかく、言葉に出していくこと。それがまずとても大事なのかなと思います。
人は、言葉に出すことで初めて自分の不安の形が見えてくることがあります。何がつらいのか、何に困っているのか、どこで行き詰まっているのか。話すことで、心の中が少し整理されることもあります。
解決策がすぐに見つからなくてもいいのです。まずは、抱え込まないこと。それだけでも、心の重さは少し変わってくるのではないでしょうか。
SNS時代は、子育てを苦しくしやすい
今の時代、子育てがより苦しくなりやすい理由の一つに、情報が見えすぎることがあるのかなと思います。
SNSを見れば、きれいに整った家庭、しっかりした子ども、丁寧なごはん、習い事、教育法、受験、知育、いろいろな情報が流れてきます。そうすると、どうしても比べてしまうことがあります。
うちはこれでいいのかな。もっとやらなきゃいけないのかな。何か足りないのかな。そういう気持ちが強くなると、子育てはどんどん苦しくなっていきます。
でも、本来子育てというのは、もっとブラックボックスでよかった部分もあったのだと思います。
子どもが笑っている。ごはんを食べている。大きな病気もなく、元気に過ごしている。それがまず大事な土台だったはずです。そこに今は、習い事がどうだ、教育がどうだ、受験がどうだと、いろいろな付加価値が乗りすぎてしまっているのかもしれません。
もちろん、将来のために考えることも大切です。ですが、その前にまず、今その子がどんな気持ちでいるか、笑えているか、安心できているか、そこを見てあげることの方が大事な場面も多いのではないかなと思います。
子どもに必要なのは、まず感情を育てることかもしれない
現代は、できることを増やすことに意識が向きやすいです。
勉強、習い事、知識、技術、経験。もちろん、それらも無駄ではありませんし、役立つこともあります。ですが、全部を揃えなければいけないわけではありません。
できないことは、できない時もあります。お金がかかることもありますし、時間が足りないこともあります。それはもう、しょうがないことでもあります。
だからこそ、まず大事なのは、感情の土台なのかなと思います。
何が楽しいのか。何が悲しいのか。何が嫌なのか。何が好きなのか。そういった気持ちを感じて、言葉にして、人とやり取りしていくこと。その土台がある方が、あとからいろいろなものを身につけていく時にも強いのではないかなと思います。
スキルは後からでも伸ばせることがあります。ですが、安心感や感情のやり取りの土台は、日々の関わりの中でゆっくり育っていくものでもあります。

完璧を目指さなくていい、工夫しながらやっていけばいい
子育てに正解はないと言われます。
本当にその通りだと思います。家庭によって違うし、子どもの性格によっても違うし、親の余裕や環境によっても違います。だから、誰かのやり方がそのまま自分たちに合うとは限りません。
だからこそ、完璧を目指しすぎないことが大事です。
習い事ができないなら、家でできることを探せばいい。お金がかけられないなら、時間の使い方を工夫すればいい。親が一緒に学ぶ姿を見せることだって、十分に価値があります。
たとえば、お母さんも一緒に勉強してみる、お父さんも一緒に調べてみる、そういう姿を見せることで、子どもは学ぶことに自然と向き合えることもあります。
できないことを責めるより、今あるものでどう工夫するか。そちらに目を向けた方が、気持ちはずっと前向きになるのではないかなと思います。
まずは自分を認めてあげること
子育てでしんどくなった時、一番最初に必要なのは、自分を責めないことかもしれません。
悔しい、苦しい、うまくいかない、なんでこんなに頑張っているのに、そう思う時こそ、自分に言ってあげてほしいのです。
それだけ一生懸命やっているから、そう思うのだと。
適当にやっていたら、そんなに心は痛みません。こんなに考えて、こんなに向き合って、だからこそ悩むのです。だったらまず、その一生懸命さを自分で認めてあげることが大事です。
十分やっている。ちゃんと向き合っている。それだけでも、まず大きなことなのだと思います。
最後に
子育ては、抱え込まなくていいのかなと思います。
弱音を吐いていいし、泣いていいし、怒ってしまう日があってもいい。悩むのは、それだけ子どものことを大切に思っているからです。だからまず、自分を責めないでください。
そして、一人で抱え込まないこと。誰かに話すこと。言葉にすること。そうすることで、心は少しずつ整理されていきます。
子育てに完璧はありません。正解も一つではありません。比べることより、その子が笑っているか、その子が安心しているか、そこを大事にしていくことの方が、本当はずっと大切なのかもしれません。
うまくいかないと感じる日があっても、それはあなたがちゃんと向き合っている証拠です。だからこそ、まずはあなた自身を褒めてあげてくださいね。
